誇りの石碑

「イヌみたいだよ!もっと誇りを持ちなよ!」

お盆に同級生とプチ同窓会なるものをした時、強い女子に言われた。
めちゃくちゃ嬉しかった。

仕事を辞めて辛さが自分の中を駆け巡ってる時にもらった「大丈夫だよ」や「大変だったね」は「ああ、自分、仕事辞めてよかったんだ。間違ってなかったんだ」と安心させてくれた。

孤立したと勝手に思っていた自分に味方がいると教えてくれた。

今回、人間関係で痛い目にあった自分は「大切にしてくれるならだれでもいい~」と酒の勢いで言ったのだった。

すると強い女子が「イヌみたいだよ!もっと誇り持ちなよ!」と叱ってくれた。

ハッキリ言って、めちゃめちゃ嬉しかった。
ナズナに打たれたみたいに希望の光が刺さった。
道しるべができた。


自分は誇りを持っていいんだ
誇りを持てる自分になろう

 


前職で心身ともにヤられた自分は、自己を卑下することばかり得意になっていた。いや、そうならざるを得なかった。無職になった自分には生産性がなく生きる価値がない。働かざるもの食うべからず。そんな植え付けられた考えが自分を追い込んでいた。

自分を大切にすることができなかった。大切にする価値が自分にないと信じ切っていた。

誇りなんて、もっと昔に捨ててきた。捨ててきたことに気づかないくらい遠い昔に、いつの間にか。

 


強い女子が「誇り」を教えてくれた。


ただただ、めちゃめちゃに、すんごく嬉しかったので、ここに記す。石碑完成。