なにが嘘かなにが本当かわからない時

色々な情報に触れていく中で、なにが嘘かなにが本当かわからなくなったことはありませんか?
情報がバラバラで取捨選択ができなかったり、本当であってほしいことが嘘だったりしたとき、そう感じると思います。

 


嘘と本当は「自分にとっての嘘」と「相手にとっての本当」の間に生じます。
このズレは大きく分けて2パターンあるので少し話していきますね。

1つ目は2人が同時にあるものを見ている場合です。
たとえば円柱があるとします。横から見ているあなたにとって「長方形」が本当で、上から見ている相手にとって「円」が本当です。
どちらも「相手にとっての本当」は「自分にとっての嘘」ですよね。でもどちらも本当です。
この場合、相手の立場に実際に立つとすぐにわかりますよね。

2つ目は一人だけ実物を知っている場合です。
たとえば口コミです。日頃濃い味に慣れている人にとっての本当である「味が濃かった」は日頃薄味に慣れている人にとっても本当でしょうか?
きっと「本当だ」とわかると思います。
でも、それはなぜでしょうか?それは「味が濃かった」という人がどんな人か知っているからではないですか?
この場合、伝えてくれる人がどんな人か知ることで、ズレが小さくなりますね。


世界のすべてを直接自分で知ることは大変難しいです。伝聞で知ることが大半だと思います。
その時に、どんな人が判断し伝えているのかを知ることが、あなたにとっての嘘か本当かを見極める手助けになると思います。