働かされない生き方

ワークライフバランス」という言葉ってむかつきません?

ライフの中の一部であるはずのワークが、どうしてライフと天秤に乗ってバランスとろうとしてるんだよって。

 

そりゃ、24時間のうち約8時間、一日の1/3を奪われる(さらに一日の1/3は睡眠食事などに使われるので自由に使える時間のうち1/2を占めていることになる)のだから、人生に占める割合は大きいが。だからって、どうなんだよと。

 

そんなもやもやを抱えているうちに、仕事を副業にするという考え方に出会った。

要するに、趣味が本業で、気持ち良く本業をするために副業の社会生活をきちんとやっていくという考え方だ。

 

この考え方がすんなりと納得できたのはそれまでのいくつかの出来事があった。

大きな出来事の二つを紹介する。

 

一つは、ライブ大好き社畜先輩の存在である。

その先輩は名前の通りライブが大好きで休みがあればライブに行く、仕事終わりにライブに行く、2か月に1回は遠征をする、ライブツアー渋谷・長野に2連日参戦、そして日付が変わるころに帰宅するタイプの社畜

そんな社畜なのに、生き生きとしている。

先輩いわく、推しているバンドに貢ぐためにせっせと働いているのだそうだ。

お金を使う目的を持つと働くことに強くなれるらしい。そう学んだ。

 

二つ目に、宝塚ファンの人の就活や仕事についての考え方である。

宝塚ファンのための就活ブログ(引用したいのだが、URLを忘れてしまった)を読んで、けっこうなカルチャーショックを受けた。

遠征のために土日は休めるところ、など宝塚を楽しむ”ための”就活・仕事選びの方法が書かれていた。優先順位は宝塚>仕事なのだ。

さらに「全国ツアーの合間に仕事に行ってるのか、仕事の合間に全国ツアーに行っているのかわからない」といった内容のツイートを見かけて、これまたカルチャーショック。以前の自分ならば例えがうまいななどと感心していたが、どうやら例えではなく、本心だとわかってきたのだ。ここでも優先順位は宝塚>仕事なのだ。

 

この二つを通して、趣味>仕事という優先順位を確立している人は自分の軸があるので強いという結論に至った。残業だって遠征費を稼いでいると思えば余裕(byライブ大好き社畜先輩)なのだ。

 

自分を振り返った時に、仕事に追われ、ようやくたどり着いた休日は疲れて動けず、お金は貯まるが生活費を取り出したら終わり。そんな生き方をしていたことがあった。

趣味を持つというのは本当に大事だな、と苦い思いとともに。