読書

『ヒロスエの思考地図 しあわせのかたち』広末涼子

この本は彼女の選んだ哲学者と彼女の好きな尊敬する女性の言葉六十とともに、彼女の経験や思いが二、三ページにわたって記されている。 自分の持つ広末涼子さんのイメージは、透明、軽やか、笑顔、明るい。パブリックイメージと大差ないだろう。彼女のエッセ…

『水やりはいつも深夜だけど』 窪美澄

どこかの家族の物語が5つ。 少し見栄を張ったブログを更新している母親。 妻の産後うつから少しぎくしゃくしているうえに義理の両親との将来的な同居が浮上していっぱいいっぱいになってしまう父親。 妹が知的障害があったため自分の子供の少しゆっくりなと…

『語らいサンドイッチ』谷瑞恵

姉妹で営む手作りサンドイッチ専門店を舞台にした、1つのサンドイッチとそれにまつわるお話。 誰かの思い出の中にある食材を使ったサンドイッチや10年前の忘れられないサンドイッチ。メニューにはなくとも、サンドイッチのことならば!と熱心な姉・笹子さん…

『もし僕らの言葉がウイスキーであったなら』村上春樹

『もし僕らの言葉がウイスキーであったなら』という村上春樹さんのエッセイを読んだ。 村上春樹さんの名前は知っていたけれど文章に触れるのは初めてだった。この本を手に取ったのは本屋さんに並んでいた中で一番薄くてさっと読めそうだから。そして、エッセ…