このたび5年半に及ぶ、中島みゆきのオールナイトニッポン月イチが最終回を迎えてしまった。
みゆきさんは「クールの切れ目だから」とあっさりしていた(あまりにあっさりしていたあので最初聞いた時は聞き流してしまい、気づかなかったほどだ)が、樹木希林さんの訃報があった日の深夜に最終回なもので、実は病気なんじゃ…といらぬ心配をした。
そしてその最終回を未だに聴けずにいる。
このクセ、昔からそうだなぁと笑ってしまう。
思い返せば、好きなドラマの最終回も好きなアイドルの卒業公演も何か月か遅れて見たことがある。いまだに見ないで半年以上寝かせているものだってある。
終わってしまうことが寂しいのだ。見たら「最後」が始まり、そして終わる。
「最後」の最後を迎えてしまったら本当に終わってしまうのだ。
終わることを受け入れられていないと言う人もいるだろう。
これが自分の寂しさの表現なのだ。
愛しさの残り香は寂しさなのだ。