自分には、6年ほどになるでしょうか、飽きっぽい性格の割に、割と、そう「割と」くらいなのかもしれませんが、目指してきた夢がありま、した。いえ、たぶん今も。目指したい夢があります。でも、過去形にしたくてしょうがないんです。
最初は漠然と、楽しそうだな、好きだな、と思っていました。
大学も、その夢を叶えるために選びました。
でも、その夢のきっかけとなった人に「そういう人と一緒にしたくないよね」と言われてしまいました。
わかるんです。
自分のことばかりで周りを見れない人間と一緒にしたくないことも。
精神的に追いつめられると自分のことで手一杯になることも。
そう言って自分を注意、戒め、もしかしたら鼓舞しようとしてくれたことも。
わかるんです。
自分の力量がないだけだということも。
わかってるんです。
その言葉にかこつけて、逃げているだけの自分にも、気づいているんです。
ただ、その夢があまりにも大事だから、こんな自分がなっちゃいけないんだと、動けないんです。
その夢に縛られていて、もはや、夢ではなく、足枷や呪いなんじゃないかと悲しく笑っているんです。
元”夢”と同種のことをしてみました。それ自体は楽しいけれど、体と精神がダメになりました。
違う夢が欲しい。違う夢が欲しい。夢が欲しい。
叶わなかった夢への未練の断ち方を聞いてみたりもしました。
多くの人が
「新しい夢を見つける、そのためには自分の好きなことを探す、それがなければ、まず目の前のことをコツコツやる」
そう言うんです。
なかには、「その夢と同種の夢を目指してみる」「一番叶えたい夢は叶えない方がいい」という少しだけ私を癒してくれるものがありました。
話は逸れますが、吉田拓郎さんの曲『永遠の嘘をついてくれ』の一節「人はみな望む答えだけを 聞けるまで尋ね続けてしまうものだから」を思い出し、全くその通りだと思った次第です。
新しい夢を探しに、今夜も眠ることとします。どうか、あなたにはよい夢を。おやすみなさい。