ディベートで勝つには

ASKfmの質問を通して、いかに自分の要求を相手に飲ませるかを考えた。

 

結論からして、自分の要求を相手に飲ませてはいけない。

 

これはディベートでも同じことが言える。

自分と相手の意見を戦わせて自分の意見を押し通そうとする人が多い。いかに自分の意見が素晴らしく根拠がはっきりしているか、どうやって相手の意見の重箱の隅をつつき黙らせるか、歩み寄りの余地なくただ勝ち負けに固執している。

 

ディベートとは、自分と相手の主張から互いに歩み寄り妥協点を見つけていくことである。

以下にディベートに活かせるであろう手順を載せる。

 

今回のASKfmの質問

人の趣味を否定するのは良くないと思いますが、四六時中テレビを点けっぱなしにしている両親がどうしても理解出来ません。軽くストレスが溜まるのですがやはり我慢したほうがいいですか? 

 

以下、今の自分の回答

小さなストレスでも溜まっていくのは疲れますよね。
あなたが一方的に我慢するのはよくないと思います。小さなストレスが積もっていくのは我慢できるけど放っておくと大きなストレスになってしまいます。
いきなり脱線するのですが、「○○な”のに”」「○○した”のに”」と“のに”という言葉は大きなストレスになっている警告灯なので、自分の中でこの言葉が生まれてきたら自分に優しくしてあげてほしいです。
話を戻しますね。
相手に気持ちを伝えて状況を改善する方向性でつらつらと書いていきます。
一番重要なことは「相手に行動を要求しないこと」です。
相手に行動を要求する=命令する、です。
それでは今度は相手が我慢する番になり、何とも居心地が悪いじゃありませんか(笑)
なので、どちらか一方の要求を通すのではなく、互いの意見を柔らかくして、妥協点を探しましょう。
まず、テレビをつけっぱなしにすることの何が嫌なのか、もう少し掘り下げてみましょう。うるさい、気が散る、電気代が気になる、いろいろあると思います。
あなたが嫌なのは意味もなく”テレビがつけっぱなし”が嫌なのではなくて”うるさい””気が散る”ことが嫌なんです。自分の主張の核はここです。他のことは実は譲れることなのです。
次に相手の意見を聞かねばなりません。正々堂々と!
なんとなく、静かなのが苦手だから、消し忘れている、テレビ番組で時間を把握している、見たいテレビを最初から見るため、意外な理由があるかもしれません。
そうしたら相手の主張の核を把握しましょう。
そして、主張の核以外は互いに譲り合うことで合意しましょう。
そうすれば、夕食前だけはつけっぱなしにしてもかまわない、●時になったら教える、●曜日はつけっぱなしでもスルーする、離れるなら絶対に消す、様々な提案ができると思います。互いがちょっとずつ譲り合うとどちらも納得するものです。
もちろん習慣化していないうちは忘れてしまうので根気よく伝えなければいけませんし、そもそも両親相手に正々堂々と話し合いの場を持つのも難しいし、はっきり言って理想です。
それでも「人の趣味を否定するのは良くないと思いますが」とご両親のことを考えられるあなたなら、互いに気持ちよく過ごすためにできるのではないかと…これは少々自分からの期待です(笑)
少しでも力になれたら嬉しいです。
互いが納得できるように祈ってます。